令和5年11月28日定例会 一般質問 小林しょう 議員

 

まずは「本区の保育行政」について伺います。

先日、区内のある私立保育園の運動会に参加いたしました。コロナ禍で溜まっていた鬱憤を晴らすかのように、子どもたちのいきいきとした声が校庭に響き、お子さんやお孫さんの勇姿を記憶にしっかりとどめようとするご家族の姿がとても印象的でした。その光景とは対照的に、園長先生からは今後の保育行政に対する危機感を伺いました。それは、「保育士の配置基準」という問題です。

前提として、保育士の配置基準は厚生労働省の「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」第33条第2項に定められています。つまり、国によって定められている基準です。現在、保育士一人が見る園児数は「ゼロ歳児が3人、1・2歳児が6人、3歳児が20人、4・5歳児が30人」と定められています。本区では、公立保育園については、例えば1歳児の園児5人に対して職員数1人、つまり5:1(5対1)といったように区独自の上乗せ基準を設けていますが、私立保育園については国の基準にならっています。
本区議会においては本年3月22日、議員提出議案第15号「保育環境の充実に関する意見書」が内閣総理大臣や衆議院議長ら国に対して提出され、保育士の処遇改善等、保育環境の充実を進めるよう強く要望がなされました。そのほか、全国各地においてさまざまな要望が行われていることは承知しておりますが、今回はその中でも、私立保育園・公立保育園に共通する課題である「ゼロ歳児保育における配置基準」に焦点を絞り、本区の方向性、山本区長のお考えを伺います。
ゼロ歳児における配置基準の見直しを強く求める背景に、このような具体例を聞きました。日頃の防災意識、特に子どもの命を預かる保育分野における防災意識は、常に最悪のケースを想定して行う防災訓練等で養われるものです。たとえば、国の基準に沿い、保育士一人でゼロ歳児3人を見ている保育園で火災があったと仮定します。偶然にも女性保育士だけが園にいたとして、避難する際、両腕に一人ずつ園児を抱き、さらには抱っこ紐で一人を背負うとします。ある園では、幸いにも訓練という場でしたが、とても立ち上がれないという保育士が続出したそうです。個人差はありますが、ゼロ歳児といっても生後10か月頃には10キロ近くに達する子もいます。仮にゼロ歳児に対して2人の配置基準であれば、逃げ遅れるといったケースは減り、救われる命が増えることでしょう。また、離乳食を食べるタイミングも三者三様で、とても目が届かないという現場の悲痛な声も聞かれます。

 ここでお尋ねいたします。3月に本区議会から国へ意見書が提出されたことを踏まえ、本区の保育行政に対する山本区長の現状認識と課題について、ご所見をお伺いします。また、いま申し上げた災害時避難の困難さといった具体例も踏まえ、ゼロ歳児保育における職員の配置基準について、区長の受け止めも合わせて答弁願います。

 ゼロ歳児の保育士配置基準を独自に条例で定め、保育士の負担を軽減しているのが神奈川県横須賀市です。ゼロ歳児の保育士配置基準は私立保育園・公立保育園ともに「2.57」と、3を切っています。これは平成25年4月1日に「児童福祉施設の設備等に関する基準を定める条例」を制定・施行し、その後5回の改正を行う等、保育士の配置基準を時代に合わせ、その都度改善することで実現した基準です。また、質の高い保育を担保するため、条例施行以前から国の配置基準を上回り、園児の年齢に応じた保育士を配置している各保育施設に、必要な雇用経費を「保育所機能強化費」として補助金を交付しています。当該補助金の要件としていた保育士の配置基準を、平成25年に前述の条例に規定しました。
横須賀市の、ある私立保育園は、インターネット上に公開されている保育士求人サイトに「国が定めるよりも高い、独自の配置基準で余裕のある働き方を!」という謳い文句で保育士を募っているほどです。

 政府においても新たな動きがありました。本年6月13日に「こども未来戦略方針」を閣議決定しており、このなかで「平成24年「社会保障と税の一体改革」以降積み残された1歳児及び4・5歳児の職員配置基準について1歳児は6対1から5対1へ、4・5歳児は30対1から25対1へと改善するとともに、民間給与動向等を踏まえた保育士等の更なる処遇改善を検討する」と明記されました。これを受けて岸田首相は「これからは量の拡大から質の向上へと政策の重点を移し、75年ぶりに保育士の配置基準を改善し、保育士さん1人が見る1歳児を6人から5人にするほか、保育士の処遇改善に取り組んでまいります」と、1歳児基準についてですが、配置基準の改善へ意気込みを見せています。
 
しかしながら、各保育施設の経営状況や職員採用等の状況にはバラつきがあります。全国的な保育士不足が叫ばれるなか、一律に職員の増員を課すような議論は慎重に行われるべきですが、大前提として第一に守られるべきは園児や職員の安全であり、命です。

本区における私立保育園への支援策は『墨田区私立保育所扶助要綱』に定められています。とりわけ、今回の質問で問題提起をしているゼロ歳児においては、扶助要綱内の「零歳児保育特別対策事業」において、園内に十分な広さを確保するといった一定の条件を満たした場合に、職員の雇用経費等を対象にする扶助費を支給しており、その区の姿勢は評価されるべきです。

コロナ禍において、本区は山本区長の強力なリーダーシップのもと「墨田区モデル」という体制を構築し、そのコロナ対策は羨望の眼差しとともに全国の注目を集めました。
そこでお尋ねいたします。ゼロ歳児の保育士配置基準の見直しを含めた墨田区独自の上乗せ基準を新設する等、保育の質の向上を今後どのように進めていくのか、山本区長のご所見、課題解決に向けた意気込みをぜひお聞かせください。

 

「アライグマ、ハクビシン等の野生動物への対策」について質問いたします。

近頃、千葉県においてシカの仲間である「キョン」という野生動物が大量発生しており非常事態となっています。20年以上前に千葉県勝浦市のレジャー施設から脱走し、野生化すると爆発的に増加。現在では、生態系や農業等へ被害を及ぼす“特定外来生物”に指定されています。
 
 本区をはじめとする都内では、アライグマやハクビシンといった野生生物が頻繁に目撃され、実際に、ご自宅の庭で育てていた家庭菜園を荒らされたり、自宅の天井裏に入り込んでしまったという被害の相談を頂戴することがあります。
アライグマやハクビシンは、狂犬病やE型肝炎等、複数の人獣共通感染症を媒介する可能性があり、 加えて両種からはペットに重篤な感染症を引き起こす病原体も検出されており、ペットが直接または間接的に接触するリスクが高い市街地ではこのような感染症への警戒が必要です。ドッグランの仮設置を予定している本区にとって、その対策は喫緊の課題ともいえます。
 東京都では、平成25年に「東京都アライグマ・ハクビシン防除実施計画」を策定し、都内の自治体は計画をもとに対策を実施しています。本計画では「都や自治体は、捕獲従事者や捕獲に協力する都民等だけでなく、広く都民一般にもこうした事実を的確に周知していく必要がある」との記載もあります。

ここで区長にお尋ねいたします。本区では、アライグマやハクビシンといった野生生物への対策や危険性を、どのように区民に周知しているのでしょうか。現状をお伺いいたします。

本計画が策定された平成25年における都内の防除対策実施自治体は「あきる野市」だけでしたが、区部における目撃情報・被害件数の増加を受け、現在では都内全54区市町のうち45の自治体が防除対策に取り組んでいます。都内23区に限ると21区が実施しておりますが、残念ながら本区は実施していない残り2つの区に含まれています。
計画が策定される前の平成18年から平成20年の調査では、アライグマやハクビシンは近隣区と比べて本区にはほとんど生息していなかったというデータから、当時、本区での対策は急を要する状況ではなく、それゆえに防除対策を実施してこなかったと拝察します。

しかしながら、現在、本区における被害相談件数・目撃情報は、今年度でアライグマが10件、ハクビシンが21件となっており、特にアライグマに関しては直近の5年間で最多件数となっています。被害に遭った方は、罠を仕掛けたり、駆除をしたいと思うわけですが、たとえアライグマやハクビシンを発見しても外来生物法や鳥獣保護管理法により、許可なく捕獲することはできません。

そこで区民が頼るのが行政です。防除対策を実施している都内45の自治体の多くは、住人や管理者の許可を得た上で民家や建造物に「箱わな」と呼ばれる捕獲道具を設置する等、東京都の事業補助を受け、区市町が主体となった捕獲・駆除対策を行っています。その多くが、相談者はエサ代にかかる実費のみを負担し、罠の設置費用等は自治体が負担しています。
一方、本区では、区のホームページに「捕獲の許可を得ている専門業者にご相談をお願いします」や「複数の業者に見積もりを依頼するなどして、条件・費用等をご確認の上、ご依頼をお願いします。なお、捕獲等の費用は個人のご負担となります。捕獲等に関する補助金・助成金はありません」といったように不親切な印象を覚える案内と、専門業者の団体である「公益社団法人東京都ペストコントロール協会」のホームページに誘導するリンクが記載されているのみです。

野生生物の目撃情報、被害は本区でも増えております。ここで区長にお尋ねいたします。住民の方が頭を悩ませる野生生物の被害、いわゆる獣害においては駆除業者の紹介にとどまるのではなく、近隣区と同様に罠の設置等、行政として有効な対策を講じるべきと考えますが、区長のご所見をお伺いします。

以上で、私の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。

区からの答弁書

自民党 小林議員(PDF)

 

 

令和5年11月27日定例会 代表質問 大門しろう 議員

11月議会本会議代表質問

墨田区議会自由民主党・無所属の大門しろうです。会派を代表いたしまして、先に通告いたしました大綱7点について、山本区.、加藤教育.に質問いたします。明確で前向きなご答弁をお願いいたします。

○財政運営について

はじめに、本区における財政運営について伺います。
過日行われました、令和4年度決算審査において、歳入については納税義務者数の増加や給与所得の増加による特別区民税の増加、特別区交付金の増加などにより歳入増がみられました。
また、財政調整基金や公共施設等整備基金の積み増しも着実に行われ、区債残高も目標の範囲内に収まったことにより、財政基盤の強化も図られ、一定の評価ができるものです。
さらに、財政構造の弾力性を示す指標である経常収支比率についても前年度比2.2ポイント減となる77.7%となり、より一層の区民ニーズに応えるための歳出が可能となりました。
今後も、ロシアによるウクライナ侵攻、緊迫するイスラエル・パレスチナ紛争など、様々な要因による社会情勢の変化や、物価高騰などによる景気変動にも注視しながら、多様化する課題にも的確に対応しつつ、持続可能な財政運営を求めます。
次に、今年度の予算執行に関しましては、9月に発表された
令和5年度都区財政調整については、新規算定や算定改善等もあり、
今年度も昨年度に続き交付金額は増加の見込みとなっており、特別区民税においても徴収率は前年同様、順調に推移しており、税収の増加も見込まれております。また、令和 4年度に関しては最終的な決算は実質黒字となりましたが、裏を返しますと、当該年度で区民サービスに使える予算が残っていたとも考えられます。

次に、令和6年度予算については、今後の景気動向が社会情勢などによりいささか不透明ではありますが、山本区政三期目初となる予算編成であり、ポストコロナの転換点を迎え、人流も回復しつつある中、区民へのメッセージ性のある、大胆かつ積極的な投資も必要であると考えます。
また、新年度の政策立案の視点として、「繋がりが織りなす「人」が輝くまち明日の「すみだ」を共創する
予算」とありますが、令和6年度予算についてどの程度の規模となるのか、また、どのような基本方針の下、予算編成は進められていくのかお伺いいたします。

○人事行政について

次に大綱二点目として、将来を見据えた、本区における人材確保と育成に関連して伺います。
国家公務員、地方公務員の採用環境が非常に厳しい状況となる中、特別区も例外ではなく、行政ニーズの増大に伴い、採用予定数が過去に例のないほど増加している一方で、採用試験の申込者は年々減少していると伺っております。
こうした中、有能な人材を確保していくためには、各区における独自の取り組みも不可欠であると認識しております。
私自身も、前職の人事での経験において、様々な取り組みを行い、人材確保に努めてきたので、その大変さは理解するところです。
本年の特別区人事委員会勧告の中でも意見として付されておりますが、特別区を支えるのは人であり、特別区が社会情勢の変化を迅速にとらえ、その役割を果たしていくためには、特別区が就職先として選択されなければならないとしております。
そのためには、区政のさらなる発展に向けて、特別区ならではのきめ細かい区民サービスの提供や、最先端の取り組みにより、仕事の魅力を高めるとともに、職員が最大限の力を発揮し、やりがいを実感できる環境整備が重要であり、変化が激しく、複雑化・高度化する社会情勢を見据えた的確な対応を図るため、職員の知識と経験等を最大限生かすとともに、未来を切り開く人材の確保と、採用後の育成が不可欠であると述べています。
こうした背景を踏まえ、今後における、本区の人材確保と育成についてお尋ねします。
本年1月には、本区の人口が28万人を突破し、現在においても増加傾向が続いております。また、令和6年度における区政運営の基本方針でも示されましたが、「すみだ子ども・子育て応援プログラム」の推進、誰一人取り残さない、「すみだ型共生社会」の実現、激甚化する風水害や首都直下型地震の発生に備えた対策等、行政ニーズは多様化・複雑化しております。
さらには、新型コロナウイルスのような新たな感染症や、物価高騰など社会情勢の変化に迅速に対応することが求められます。
これらの行政課題や行政ニーズに対応すべく、今後における本区の職員体制や定員管理について、どのように考えられているのか、区.に伺います。

○赤ちゃんポストについて

次に大綱三点目として、「赤ちゃんポスト」について伺います。
去る、9月末、社会福祉法人「賛育会」が、産科などがある区内の「賛育会病院」に、「赤ちゃんポスト」を設置する方針であるというニュースを報道で知りました。
いわゆる「赤ちゃんポスト」は、育児に行き詰った親による育児放棄や虐待を防ぐため、また、予期せぬ妊娠による赤ちゃんの命を守るため、日本においては、16年前の平成19年に、熊本市の「慈恵病院」に、「こうのとりのゆりかご」という名称で設置されております。
我々会派は、病院および行政の生の声を聴くべきと考え、急遽、現地へ視察に伺いました。
すでに報道等でも赤ちゃんポスト設置についての課題等については多数述べられておりますが、財政上の課題や、職員の確保、病院と行政との綿密な連携など、様々な課題があると感じました。
そこで一点目として、これまでの区および東京都の行政側と、病院との協議の経過と、今後の進め方はどのように行っていくか、伺います。
次に、様々な課題に対する対応について伺います。熊本市においては、医療法上の許可の際の留意事項として、「子どもの安全確保」、「相談機能の強化」、「公的相談機関等との連携」の三点を掲げ、許可をしております。
特に行政側としましては、「相談機能の強化」、「公的相談機関等との連携」が求められるところですが、
例えば、熊本市では安易な預け入れとならないよう、
事前の相談強化を行い、24時間体制での相談や、匿名での相談なども行っております。また、病院で預け入れをした後においては、児童相談所との密な連携が必要不可欠となります。
墨田区においては独自に児童相談所を設置していないので、東京都との連携は必須となります。当然のことながら、本区も東京都も事務量の大幅な増加が考えられます。
さらには乳児院での十分な受け入れ態勢の確保や、里親制度の拡充、児童養護施設での受け入れ拡充などが予想されます。
そこで伺います。今後、東京都との連携や墨田区の体制づくりをどのように構築していくのか、区.のご所見を伺います。
次に首都東京において、いわゆる「赤ちゃんポスト」を設置することの課題について伺います。
熊本市ではこれまで、平成19年から令和4年までに170人の預け入れがありました。そのうち、熊本県内が13人、熊本以外の九州地方が41人、次に多いのが関東地方の27人とのことでした。
まだ生まれて間もないへその緒のついた子どもを抱え、夜行バスや新幹線に乗り、血まみれになりながらも慈恵病院の「こうのとりのゆりかご」の門をくぐった親子も多数いるそうです。
慈恵病院は九州地方ということもあり、遠方に住む母親にとっては一定の歯止めがあったのかもしれませんが、ここ墨田区においては、東京という土地柄、多くの人口、様々な人種、交通網の発達といった
要素もあり、預け入れの人数も桁違いに多くなるのではないかと
予想されます。
「赤ちゃんポスト」への預け入れはあくまでも入口に過ぎず、その後、成人になるまで、その子ども達を育んでいく責任を病院も自治体も持たなければならないと考えます。
相当な覚悟と準備をもって行政も臨まなければいけないと感じますが、区.の現在のお考えをお聞かせください。
最後になりますが、「赤ちゃんポスト」で救われる命がある一方で、赤ちゃんポストへの預け入れを前提とした安易な出産や育児放棄を助.しかねないという声もあります。こうした施設が不要な社会となることが理想ではありますが、一つの手段として必要という声もあります。
そのような中、行政としましては、母体への支援が重要で、赤ちゃんポストを使わない体制作りが肝要と考えます。預け入れる前にお母さんが安心して相談できるような体制や、育児をしやすい環境整備が大事と考えますが、区.のご所見を伺います。
○スポーツ推進計画について(858字)続きまして大綱四点目として、本区におけるスポーツ推進計画策定の進捗状況及び考え方について伺います。スポーツ基本法に基づく墨田区スポーツ推進計画を
今まさに策定中であると思います。スポーツ基本法には前文があります。その中で、「スポーツは、世界共通の人類の文化である。」と述べ、
また、「スポーツは、人と人との交流及び地域と地域との交流を促進し、地域の一体感や活力を醸成するものであり、人間関係の希薄化等の問題を抱える地域社会の再生に寄与するものである。」そして、「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、すべての人々の権利である」と書かれています。
私は、スポーツが持つ力によって、地域が活性化して絆が結ばれる、人と人とがつながっていくということがまさに、「人つながる墨田区」の実現であると考えます。
そこで、墨田区スポーツ基本計画における基本理念および策定の進捗状況について伺います。
次に、本計画を策定するにあたり、その前段として区民アンケートを
実施しておりますが、その結果、多くの区民が、「スポーツ・運動を行う場所や施設の整備」を求めていることがわかりました。
まずは区民がスポーツをする場の確保、例えば区所有の遊休地の活用や、旧学校施設の整備、都有地の活用などにより、施設を増やすことが大事と考えられますが、区.のご所見を伺います。
また、場の確保だけでなく既存の施設を充実させることも区民がスポーツに親しむ、満足度が向上する方策と考えます。河川敷のグランドにおいては土日以外の利用となると温かいシャワーも、着替えをする場所もありません。急な雷雨の際は雨をしのげる場所もありません。女子サッカーの選手やラクロスを行う女子選手は練習終わりに、河川敷にて公衆の面前で着替えをせざるを得ません。
そこで区.に伺います。墨田区スポーツ推進計画が策定され、区民誰もがスポーツに親しみ楽しめる環境の整備のためには、理念だけにとどまらず、新たな施設の整備や既存施設の充実のための大胆な予算の拡充が不可欠と考えますが、ご所見を伺います。
○新保健施設等複合施設の供用開始に向けて(1453文字)
次に、大綱五点目として、新保健施設等複合施設について伺います。
健康づくりに向けた課題の多様化、感染症の拡大に伴う健康危機管理の重要性の高まり、向島・本所の両保健センターの老朽化等を受け、「つなぐ・つながる」をコンセプトとする新保健施設等複合施設がいよいよ来年度開設の運びとなります。
本施設は保健・子育て・教育の関連部署が集約する複合施設として、より良い区民サービスの構築が期待されます。
とりわけ、保健については、保健所機能が 1カ所に統合されるメリットを活かし、新型コロナウイルス感染症対策で高い評価を受けた様々な取り組みを、今後の新たな事業展開に波及させていくことを望みます。新型コロナウイルス感染症については、今後も周期的に流行を繰り返すと思われ、また、今後の新たな変異株の流行にも備える必要があります。
そこで、今後の区の新型コロナウイルス感染症への取り組みについて伺います。
一方、インフルエンザも例年12月から3月にかけて流行しますが、昨年から今年にかけては、散発的にインフルエンザが発生しており、「流行域」とされる、定点当たり1.0人を超える状態が続いている下で増加傾向がみられ、9月14日に注意喚起を呼び掛けられました。今年、9月18日から24日におけるインフルエンザの定点あたりの報告数は、12.19人と「流行注意報基準」である、定点当たり10.0人を超え、急速に増加しました。ここのところ小学校や中学校においても
学級閉鎖や学年閉鎖が頻繁に起こっている状況です。
区ではこれまでも MRワクチンの任意接種への助成を実施し、今年の 9月からは、帯状疱疹たいじょうほうしんワクチンの任意接種への助成も開始しました。このような取り組みをより一層進めて欲しいと思います。
そこで、今後取り組んでほしいことは、任意予防接種のうち、区民のからの要望の多い小児インフルエンザワクチンへの助成です。23区でも多くの区で接種費用の助成を行っています。
令和 5年の予算特別委員会においても、我が会派の佐藤幹事.が接種費用の助成の必要性について質問をしています。
任意接種ワクチンの費用助成については、健康上の視点だけでなく、子育て家庭への支援の充実及び定住促進の視点からも、区として早急に取り組む必要性があると考えます。そこで伺います。来年度予算編成に向け、区の検討状況はいかがでしょうか。区.のご所見を伺います。
次に、新保健施設における薬剤管理センターに関する薬剤師会事務所移転支援についてお伺いします。
現在、区の災害薬事センターは、向島の墨田区薬剤師会事務局内に設置されており、墨田区薬剤師会に災害時医薬品の管理や災害発生時の医薬品の供給の運営を委託していると思います。令和 6年度に新保健施設が開設するにあたり、新保健施設内に災害薬事センターの分置倉庫が設置されると伺っています。現在、墨田区薬剤師会事務局は、医薬品販売業主店舗として登録をしており、分置倉庫を設置する場合には、医薬品販売業主店舗から500m以内でなければなりません。
現在の場所からですと横川にできる新保健施設は、500m以上となってしまうため、墨田区薬剤師会事務局の移転が必要となります。そこで区.に伺います。

○学校施設の修繕計画について

続きまして、大綱六点目といたしまして、学校施設の修繕計画について伺います。
区内の学校施設は老朽化が進み、小学校の44%が建築後50年以上経過し、中学校の50%が建築後40年以上を経過しております。
令和3年3月策定の墨田区学校施設.寿命化計画においては、施設の耐用年数を60年とし、さらに築年数や躯体くたいの老朽度合いから、緊急度の高い順に3つのグループに分類し、改築等優先施設グループを設定しております。
また、学校施設を.寿命化し、施設改修工事時期の集中を避け、財源の平準化等を踏まえ、今後10年間の将来維持・更新コストを推計しており、総額は約310億円で年平均31億円を推計しております。
令和4年度は公共施設等整備基金も大きく積み増しされ、物価上昇による資材の高騰などにも対応できるような状況であるため、今後、計画通りの進捗を期待しております。
さらに、今年度は学校改築基本方針も策定中とのことですが、改築コストの見直しなどはあるのか、また、今後どの学校から改築していくかなどのスケジュールについてお伺いします。
次に、上位計画となる第3次墨田区公共施設マネジメント実行計画では公共施設の施設保有総量の圧縮や施設の再編が求められており、学校施設においても統合・集約化の推進を掲げ、学校施設.寿命化計画と整合を図りながら、.寿命化を進めるとともに、
学校施設を含めた近隣施設の統合・集約等利活用について検討する、
とあります。
そこで、今後の学校施設改築において、具体的に、例えば保育園や高齢者施設など他施設との集約や、給食の「親子方式化」による給食室の統合、民間プール施設の利活用などを行う可能性はあるのか、ご所見を伺います。
続きまして、学校校庭の改修についてです。
過日行われました決算特別委員会でも我が会派のあべ議員より質問がありましたが、学校校庭の改修整備については、.年ゴムチップ系のオールウェザーの舗装材質による整備がされております。私の周りでは校庭の人工芝化を望む声が多数あり、その声を受けてこの場に立っているといっても過言ではありません。
人工芝のメリットとしては、転んでもケガをしにくいので思い切り運動ができる、雨が降っても利用可能であり、もちろん雨上がりでもすぐに利用できる、児童の接地頻度の高い遊びが多様化するなどが挙げられ、児童に対するアンケート調査においても、「校庭が好きだ」、「校庭は自慢できる」、「校庭で遊びたい」といった数値が高い傾向がみられるというデータもあります。
また、近年は近隣区などでも校庭の人工芝化が進み、江東区では学校改築に際して学校の意見だけでなく、保護者、地元町会、児童・生徒を集めたワークショップを開催して、その結果、小中学校3校続けて人工芝の校庭となっております。
令和4年6月に成立したこども基本法においては、第3条の基本理念に
おいて意見表明機会の確保・こどもの意見の尊重が掲げられるとともに、第11条で、こども施策の策定等に当たって、こどもの意見の反映に係る措置を講ずることを国や地方公共団体に対し義務付けられておりますので、今後、学校改築にあたってもこどもの意見は重要なものと考えます。
その他、江戸川区でも令和3年に初めて人工芝の小学校校庭ができ、次に中学校でも人工芝の校庭を整備する予定と伺っているほか、足立区の小学校は改築に伴う校庭改修は原則人工芝化の方針です。その他にも品川区や港区など多くの区で順次人工芝への改修が進んでおり、23区においては人工芝の校庭を持たない区は墨田区を含めて3区のみとなっております。
過去の本会議等において、人工芝に関する質問・答弁もありましたが、そこから数年が経過し、材質や、コストもかなり改善されております。
そこで伺います。校庭の改修について、学校だけでなく、地域の声や児童生徒の声もしっかりと受け止め、子どもたちが望むのであれば、人工芝の整備を進めていくことは可能であるのか、教育.のご所見を伺います。
○図書の返却ポストについて(605字)続いて、七点目といたしまして、図書の返却ポストについてお伺いします。令和5年6月28日の子ども文教委員会において、
我が会派の藤崎議員が図書の返却ポストについての質問をしました。
墨田区内の図書館の利用統計を見てみますと、令和4年度は、ひきふね、緑、立花、八広の4館の一日あたりの利用人数が平均427名、一回あたりの貸し出し点数が2.5冊という事で1館あたり約1000冊、4館合わせると4200冊が利用されており、とても重要な区民サービスとなっている事がわかります。
また、電子書籍サービスが6月1日より始まり、更なる利便性向上につながった事はとても評価できる事と考えています。
しかし、墨田区内の図書館の位置を考えた時、ひきふね・立花・八広と墨田区北部には3館の図書館があるにも関わらず、墨田区南部には緑図書館の1館しかない現状があります。
緑図書館を利用する区民の方より、忙しくてなかなか返しに行けず、止むを得ず延滞になってしまう、という相談がある事を仄聞そくぶんしております。
人口の多い錦糸町駅の周辺には、半径1km以内に図書館がなく、周辺区民にとってはどうしても利便性が低く感じられている事は間違いないと考えております。そこで、伺います。電子書籍が普及していく一方で、まだまだ『紙媒体』で読みたい読書愛好家が多くいる中、区民の利便性の向上を図るために、錦糸町駅周辺にブックポストを設置してはどうかと考えるが、ご所見を伺います。

以上をもちまして、私からの質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。

 

区からの答弁書

 

自民党 大門議員(PDF)

 

                                             

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