政治倫理に関する対応について

 このたび、議員政治倫理調査特別委員会の審査が終了し、本日の本会議において報告・採決がなされました。委員会審査報告書の公表を受け、下記のとおり、会派としての見解を申し上げます。

 

1 この間の議会の対応について

 本件の対応につきましては、区民の皆様にご心配をおかけしましたことを、心からお詫び申し上げます。
また、約4か月にわたり、区議会各会派の皆様には、問題解決のため多大なご負担をおかけしました。この間のご尽力に心より感謝申し上げます。
同委員会の中では、墨田区議会議員の政治倫理に関する条例に則り、申立人及び被申立人の双方の意見を丁寧に聞き取り、参考人(弁護士)からのご意見も伺いながら、慎重に審査が進められ、公正な結論を得たものと認識しております。

2 報告書の受止めについて

 審査の結果、被申立人に対して5日間の出席停止勧告が決定しました。この決定を重く受け止めておりますが、申立人及び被申立人の見解は未だ大きな隔たりがある状態です。今後は同条例に則り、当該議員が区民の皆様に対する説明責任を果たしていくことが求められます。
また、この結果を受け、被申立人については、既に当会派を退会しております。

3 本件の受止めと再発防止について

 今回の申立人からの申出事案は議会外での出来事や、議会内での事案も二人きりの状況に限られるものでした。さらに、それらの内容について当会派には事前の相談なく、会派内での手続を経ずに議長へ提出されたことから、被害申告については、大きな衝撃をもって受け止められました。


 申立人及び被申立人の関係については、通常の同僚と認識していただけに、今回の事態に至ったことは、誠に遺憾です。

私たち会派は、この事案を教訓として今一度政治倫理規準の遵守を徹底し、議会人としての責任を一層自覚しながら、区民の皆様からの信頼回復と今後の再発防止に誠心誠意取り組んでまいります。



令和7年9月30日
墨田区議会自由民主党・無所属
幹事長 坂井 ユカコ


すみだ北斎美術館